当記事では株式会社パイロットコーポレーションより販売されている万年筆、カクノについてのペン先比較・レビューなどを紹介いたします。
<当記事はこのようにお考えの方に特におすすめです>
・はじめて万年筆を買おうかと考えている
・カクノはどのような万年筆なの?
カクノはパッケージに説明書が同封されていたり、パイロットの公式サイトで使い方紹介のページを公開されているため、はじめて万年筆を使う人でも安心して使うことができます。
また、自己責任の範囲になりますが、細かく分解できるのでよりお手入れがしやすくなったり、ペン先交換が可能になっています。
カクノのおすすめポイントや、3種類のペン先の比較、実際に使ってみた感想も記載しているので、ぜひ最後までお読みいただけますと幸いです。
カクノの基本情報とポイント
カクノ(kakuno)は株式会社パイロットコーポレーションより販売されている万年筆です。
子ども向けのエントリーモデルという位置づけではありますが、安価ながらクオリティが高く、大人でも非常に使いやすい万年筆だと思います。
初心者でも使いやすい工夫がなされたデザインで、2014年度にグッドデザイン賞、キッズデザイン賞を受賞しています。
<製品情報(2025年2月現在)>
・11色 + まどろみカラー5色
・税込1,100円、まどろみカラーは税込1,650円
・ペン先はEF(※)、F、Mの3種類
・カートリッジインク(ブラック)1本付属
※EFは一部カラー(胴軸が白、透明の万年筆)のみ
使い方を記載した説明書付きで初心者にもやさしい
カクノはパッケージに説明書が同封されており、カートリッジの差し込み方やお手入れ方法が記載されています。
さらにパイロットの公式サイトには、より詳しく使い方を説明しているページもあるので、はじめて万年筆を使うという方におすすめできる万年筆です。
>kakuno使い方紹介のページはこちら

カートリッジもコンバーターも使える両様式
万年筆はインクを補充する方法が2つあります。
<インクの補充方法>
・カートリッジ(ボールペンでいう替え芯)を使用する
・コンバーター(別売)を使ってボトルに入っているインクを補充する
カートリッジとコンバーター、どちらも使えるタイプの万年筆は「両用式」と呼ばれます。
カクノは両様式なので、カートリッジもコンバーターも使うことができます。

カートリッジインキのバリエーションが豊富
カクノは製造元であるパイロットのカートリッジインキを使用することができます。
また、パイロットでは色彩雫(いろしずく)という万年筆インクのシリーズが展開されており、そのラインナップの一部はカートリッジタイプも販売されているため、色彩雫を手軽に楽しむことができます。
パイロット製の万年筆は、色彩雫のカートリッジインキ12色を含む、計22色のカートリッジインキを使用することができます。
(2025年2月時点)
>カートリッジインキの製品情報はこちら
>色彩雫のカートリッジインキの製品情報はこちら
実は首軸からペン先を取りはずせる
カクノはペン先(ニブ)、ペン芯、首軸に分解することができます。
これにより、ペン先(ニブ)を別の太さのものに交換したり、分解した状態で洗浄・乾燥させることができます。
また、ペン先とペン芯が「カチッ」とはまる構造になっているため、簡単に組み立てることができます。
<ご注意ください>
パイロットの公式サイトでは分解せずに水洗いする方法が紹介されており、分解できることについては言及がありません。
なので分解する際は自己責任でお願いいたします。


3種類のペン先 × 2色のインク比較
カクノの3種類の太さのペン先と、ブラック、ブルーブラックのインクを用意し、合計6パターンのペン先を比較しました。それぞれのインクの滲み・裏抜け具合をチェックしたり、書き心地をレビューしていきます。
<ご了承をお願いします>
ペン先の太さ、インクの滲み・裏抜け具合の比較について、筆記速度や万年筆の個体差、使用するインクや紙などの条件によっては当記事でご紹介する結果と異なる可能性がございます。
あくまで参考としてご覧いただきますようお願いいたします。
ペン先の太さ
使用した紙:ロルバーンの0.5mm方眼
使用したインク:付属していたブラックのインク
比較用のボールペン:SARASA(ブラック)0.4mmと0.5mm
個人的にはEFとFの間がSARASAの0.4mm、FとMの間がSARASAの0.5mmという印象です。

滲み、裏抜け
次に、万年筆インクの滲み・裏抜け(※)具合を3種類のノートを使って検証しました。
※裏抜け
インクが紙の裏まで浸透してきてしまう状態
<使用したノート>
・continueノート(100均で購入)
・campusノート(森林認証紙)
・ツバメノート
※すべて7mm幅の横罫
<使用したインク>
パイロット カートリッジインキ
・ブラック(パッケージに付属していたもの)
・ブルーブラック
<備考>
筆記速度は遅めです。
continueノート(100均で購入)
continue(コンティニュー)ノートは協和紙工株式会社の製品です。
主に100均で購入することができます。
ブラック、ブルーブラックともに少し滲みがあり、裏抜けもしています。
ブルーブラックのほうが滲み、裏抜けが控えめな印象です。

campusノート
campus(キャンパス)ノートはコクヨ株式会社の製品です。
再生紙などのラインナップもありますが、今回は「森林認証紙(中性紙)」を使用しているノートで検証しました。
ブラック、ブルーブラックともに滲みはありませんでした。
ブラックのインクで裏抜けが発生していますが、ブルーブラックでは裏抜けしませんでした。

ツバメノート
ツバメノートはツバメノート株式会社の製品です。
個人的にはショッピングモールの文具コーナーではなく、文具店や大型雑貨店、ホームセンターなどでよく見かける印象です。
ブラック、ブルーブラックともに滲み、裏抜けはありませんでした。

各ペン先の書き心地(筆者の所感)
<EF>
かなりペン先が細いので、書くときに紙に刺さる、引っかかるような感覚がありました。
筆圧を下げれば滑らかな書き心地が得られると思います。
私は書くときに筆圧がかかってしまうので、筆記速度を速めて書くことは難しいなと感じました。
細い線ですが、インクの濃淡はきちんと確認できました。
手帳やイラストなど、細い線が必要な場面に最適なペン先だと思います。
<F>
まさに「EFとMの中間」といった印象です。
サリサリとした筆記音があり、筆圧によってはたまに引っかかるかなという程度で、全体的に滑らかな書き心地です。
個人的には一番ボールペンに近いかと思いますので、はじめて万年筆を使うという方、どのペン先を選べばよいかわからないという方にはFがおすすめです。
<M>
非常に滑らかな書き心地です。
紙に引っかかる感じはありません。
かなり太字で、かつボールペンよりもインクが一気に出るので、最初は驚かれるかもしれません。
ただ、線が太い分インクの濃淡がわかりやすいので、インクの色味を楽しみたい場合におすすめです。
まとめ
当記事では株式会社パイロットコーポレーションより販売されている万年筆、カクノについてのペン先比較・レビューなどを紹介してきました。
・説明書が同封されていたり公式サイトでの使い方解説があり初心者にもやさしい
・両様式で且つ使えるカートリッジのバリエーションが豊富
・分解してペン先交換、洗浄・乾燥させることができる(※自己責任の範囲になります)
筆記からお手入れまでやさしく解説されているため、はじめて万年筆を使う方でも安心して使うことができます。
カラーバリエーションも豊富なので、お気に入りのカラーが見つかると思います。
ぜひ以下のリンクより探してみてください。
参考など
>PILOT公式サイト カクノ製品情報
https://www.pilot.co.jp/products/pen/fountain/fountain/kakuno/
(最終閲覧日:2025/2/25 17:25)
>PILOT公式サイト kakuno使い方紹介
https://www.pilot.co.jp/promotion/info/kakuno/index.php
(最終閲覧日:2025/2/25 17:28)
>PILOT公式サイト カートリッジインキ製品情報
https://www.pilot.co.jp/products/pen/fountain/ink/ink_cartridge/
(最終閲覧日:2025/2/25 17:35)
>PILOT公式サイト 色彩雫カートリッジインキ製品情報
https://www.pilot.co.jp/products/pen/fountain/ink/iroshizuku_cartridge/
(最終閲覧日:2025/2/25 17:37)