【例文付き】「書くこと」に慣れるための第1歩!ポジティブな1行日記のやり方を解説

当記事では、「書くこと」に慣れるための最初の一歩としておすすめしたい1行日記についてご紹介いたします。

ネットで検索するとさまざまな1行日記についての情報を得ることができますが、当記事でご紹介すのは、筆者が書くことに慣れるために実践した1行日記のメリット・やり方などになります。

私も最初は本当に文章を書くことに抵抗があったのですが、1行日記から始めて、少しずつ慣れて書ける量が増えていって、今では1日15分ジャーナリングしたり、こうやってブログで記事を書けるまでに成長しました。

ジャーナリングや日記に興味がある、やってみたいなと思う方の中には、「文章を書くことが苦手」「抵抗ある」という方もいらっしゃるかと思います。
そんな方に特におすすめしたい内容となっております。

【書き方】

ポジティブな出来事を記録する

私の1行日記は「ポジティブな出来事を記録する」というものです。
おもしろかった出来事、印象に残った誰かのセリフ、食べたお菓子が美味しかったという感想など、ポジティブなことであればなんでも記録します。

文章でも、単語になってしまってもいいです。
1行日記と銘打ってますが、2行以上書いても構いません。
その時に思ったこと、感じたことを書いてもいいし、ただ単純にその出来事をメモするだけでも大丈夫です。

<記録例>
・ドライいちじくとコーヒーの組み合わせ
・強風に耐えるワンコめっちゃかわいかった
・おしゃれなランチプレート
・トイレットペーパーの置き方が芸術的だった
・冷凍肉まんを蒸し器で蒸す!もちもち!
・○○さん「任せて!…ところでコレどうやって開けるの?」


記録するタイミングは自由

記録するタイミングは個々人の自由でいいと思いますが、私のおすすめはその場ですぐ記録することです。
面白かった出来事も、後から思い出そうとするのは意外に難しいからです。

筆者の経験談ですが、以前は寝る前に、その日のおもしろかったこと、楽しかったことをまとめて記録していました。

よほどインパクトのある出来事であれば覚えているんですが、「YouTubeで見つけた動画のこのシーン、このセリフがおもしろかった」などという些細な内容の場合、「YouTubeで何か面白い動画見たんだけどなー、どんな内容だったかなー」程度でしか覚えていないことが多々ありました。

YouTubeに限らず日常の些細な出来事は意外と忘れやすいので、私はできるだけ都度記録するようにしています。
(筆者の記憶力の問題と言われてしまえばそれまでですが…)

【記録するツール】

手帳やノートに記録するアナログな方法や、スマホ・パソコンを使って記録するデジタルな方法があります。
ご自身のスタイルに合わせて、より気軽に、継続できる方を選択してみてください。

専用ノートを作って記録する

ノートを1冊用意して、そのノートに記録する方法もあります。
書き溜めていけば、過去の楽しかった思い出だけが書かれた日記帳になるので、後で見返すときに楽しい気持ちになれておすすめです。


スマホ・パソコンのメモ機能やアプリ、SNSを活用する

ノートではなくスマホ・パソコンのメモ帳、日記アプリ、SNSを活用するという方法もあります。
外出中はノートを持ち歩かない、外でも気軽に記録したいという場合に重宝します。
私もノートが手元にないときはスマホでメモを取ることがあります。

SNSの場合、アカウントを非公開(鍵アカウント)にすれば誰かに見られることはないので、気兼ねなく記録することができます。

バレットジャーナルのマンスリーログに記録する

バレットジャーナルに取り組まれている方は、マンスリーログやデイリーログなどをほぼ毎日開くかと思いますので、そこに記録していくのも1つの方法です。

私の場合はマンスリーログのカレンダーに「おもしろかったこと」「楽しかったこと」等を1日1行記録していきます。

>バレットジャーナルの概要・解説記事はこちら

ロルバーン(1日1行)


【続けやすい理由】

テーマが決まっているから書きやすい

ジャーナリングとは、「内容を問わず頭に浮かんだ思いや考えをそのまま紙に書き綴る」ことです。

ジャーナリングのやり方にもよりますが、何を書いても良い自由な状態、つまり文章書く上での「テーマ」がない状態の場合、慣れないうちは「何を書けばいいんだ…?」と悩んでしまい、頭に浮かんが思いや考えを言語化して書くということが難しいと思います。

逆に、「おもしろかったこと、楽しかったことを記録する」というのは、「自分が「おもしろい」「楽しい」と感じた出来事」というのがテーマになります。
テーマがない状態よりも考える範囲が狭く、脳が書くことを考えやすくなります。

記録する体験がポジティブだから気が楽

当記事の1行日記は、頭の中で浮かんだ思考を言語化するだけではなく、実際に見た、聞いた、体験した内容をそのまま記録するだけでもいいので、ジャーナリングよりハードルが低く、まさに「書くこと」に慣れる練習として最適だと思います。

また、「おもしろい」「楽しい」というポジティブなことを記録するものなので、ネガティブなことを書くよりも、心理的に書き出すことへの抵抗感は少ないかなと思います。

書いて楽しい、読み返して楽しい

おもしろい、楽しい出来事は体験するだけでなく、書いて記録することで、その記憶がより脳に強く残ると言われています。

また、記録をはじめて1か月くらいたった後に、今まで書いてきたものを読み返してみると、「そういえばこんな楽しいことあったなぁ!」と楽しかった出来事を再度思い出して、楽しい気持ちを味わうことができます。

それと同時に、1日1行でも記録していると、1カ月で約30個のおもしろい、楽しい出来事があったことになるので「今月意外と楽しいことあったんやなぁ」と思えます。

実際に取り組んでみて、「おもしろい」「楽しい」出来事は意外とすぐ忘れてしまうものなんだと本当に思い知らされました。

だからこそ、記録を時々見返しては楽しかった出来事を思い出すことができるので、「書くこと」に慣れている方にもぜひやってみていただきたいなと思っています。

【まとめ】

当記事では、「書くこと」に慣れるための最初の一歩としておすすめしたい1行日記についてご紹介いたしました。

・ポジティブな出来事を記録するだけ
・タイミングは自由(筆者のおすすめはその場ですぐ記録する)
・記録するツールはノート、手帳、スマホ、パソコン、なんでもOK
・「楽しい」「面白い」などポジティブな内容の記録だから楽しく続けやすい

慣れてきたら、2~3行書いてみる、楽しいことだけじゃなくても感じたことを素直に書いてみるなど、少しずつ「書くこと」へのハードルを上げていくことができると思います。
この記事が、あなたの「書くこと」に慣れていくための第一歩となれたなら幸いです。

>筆者が文章を書くことに慣れるまでの変遷(例文付き)はこちら


参考文献など

樺沢紫苑(2022)「精神科医が教える 毎日を楽しめる人の考え方」きずな出版

安田修(2022)「自分を変えるノート術」明日香出版社

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