【初心者向け】バレットジャーナルの簡単な書き方!筆者の実例も写真付きで解説

・バレットジャーナルて結局どういうもの?
・やってみたいけど、難しそう。
・ネットでシェアされてるバレットジャーナルを見てると、どれもクオリティが高くて自分にはできない気がしてくる…。

バレットジャーナルはユーザーの使い方次第で内容やデザインが異なってくるので、特に初心者の中には「いろいろありすぎて、どのバレットジャーナルを参考にすればいいのかわからない!」という方もいらっしゃると思います。

はじめてバレットジャーナルをやってみようという方には「簡単・シンプルな構成でやってみて、慣れてきたら自分好みにカスタマイズしていく」という方法がおすすめです。

当記事では、主にバレットジャーナルをはじめようと考えている初心者の方々に向けて、「バレットジャーナルとは何か」「簡単なはじめ方」などを解説します。
バレットジャーナルをはじめることに対してのハードルが下がり、より気楽にバレットジャーナルをスタートしていただけるかと思います。

筆者が実際に使っているバレットジャーナルを写真付きで紹介しているので、ぜひ最後までご覧いただけますと幸いです。

バレットジャーナルとは

スケジュールやタスク、思考を整理するためのノート術

バレットジャーナル(以下「BuJo」と表記)は、アメリカのデジタルプロダクト・デザイナーであるライダー・キャロルさんによって考案されました。

もともと僕は、物事を整理して考えるのが苦手だという自分の課題を克服するために、この手法を編みだした。

ライダー・キャロル(2019)「バレットジャーナル 人生を変えるノート術」ダイヤモンド社

そもそも人間の脳で同時に処理できる情報は3つまでと言われています。
やることがたくさんあるとき、頭の中だけでそのタスクたちをどう片づけていくか考えようとすると、考えることが多すぎて頭の中がごちゃごちゃになって、考えが一向にまとまらないことがあります。

BuJoを通してスケジュールやタスクを管理することで、やりたいこと、やるべきこと、スケジュールの全体を見渡す事ができるため、タスクの優先順位を決めやすくなり、効率よくタスクを片付けることができます。

自由度が高いノート術

BuJoは非常に自由度が高いノート術です。
スケジュールやタスクの管理だけではなく、様々な日常の管理や記録もできます。
管理したい項目や記録を1冊のノートに詰め込むことで、自分だけのBuJoを作ることができます。

<BuJoでできること(一部)>
・スケジュールやタスクの管理
・日記(ジャーナリング)をつけて思考整理
・ハビットトラッカーを作って習慣付け
・「今日は何を食べたか」など特定の内容の記録


例:筆者のバレットジャーナルの構成

BuJoは「コレクション」と呼ばれる、スケジュールやタスクを管理するための複数のテンプレートで構成されています。

<基本のコレクション>
・インデックス
・フューチャーログ
・マンスリーログ
・デイリーログ

私は基本のコレクションのうち、インデックス(もくじ)を省いたフューチャーログ、マンスリーログ、デイリーログの3つで構成しています。

フューチャーログ:翌月以降の予定などを書き留める

フューチャーログ
フューチャーログ

フューチャーログは翌月以降の予定などを書き留めておくツールです。
毎月マンスリーログを作る際にフューチャーログを確認し、その月の予定などが書いてあればマンスリーログに書き写すようにします。

各月のカレンダーは記入した予定がその月のどの辺になるのか、何曜日なのかが把握できるようにするために書いていますが、省略しても大丈夫です。

「翌月以降の予定などを詳細にメモしておきたいが、フューチャーログのスペースが小さくて書ききれない!」というときは、詳細を書いたふせんを貼ってスペースを確保することもできます。

マンスリーログ:1か月単位でスケジュールとタスクを管理

マンスリーログ
マンスリーログ

マンスリーログは1か月単位でスケジュールやタスクなどを管理するツールです。
私のマンスリーログは「カレンダー」「todoリスト」「ハビットトラッカー」で構成されています。

>マンスリーログについての詳細記事はこちら


デイリーログ:今日のタスク管理、メモ帳など

デイリーログ
デイリーログ

デイリーログはその日のタスク管理をしたり、メモ帳として使ったり、出来事を記録したりと様々な用途で使うツールです。
タスクやメモなどを「key」という記号を使って管理します。

<keyの使い分け(筆者の場合)>
「・」未完了のタスク
「✓」完了したタスク
「○」翌日に持ち越すタスク、フューチャーログやマンスリーログに移動させたタスクなど
「×」中止したタスク
「ー」メモ

>デイリーログについての詳細記事はこちら


初心者におすすめのバレットジャーナルの作り方

必要なアイテムはノートとペンだけ

ノート1冊とペン1本あればBuJoを始めることができます。
私も100均で買った方眼罫ノートと、イオンの文具売り場にて100円くらいで買ったボールペンを使っています。

100均で買った方眼ノートとボールペン
100均で買った方眼ノートとボールペン


「スケジュール」「todoリスト」「メモ」だけの簡単な構成

BuJoはスケジュールやタスクの管理だけではなく、様々な日常の管理や記録もできます。

「何を管理・記録すればいいか思い浮かばない。」
「やることが多くて自分にもできるかが不安…」

…という場合は、「スケジュール」「todoリスト」「メモ」の3つに機能を絞ってはじめてみることをおすすめします。

「これやりたいな」という機能が見つかれば、その日から、もしくは翌月から新たに追加していく。
逆に「この機能いらないな」と感じたらBuJoから除外していく。
そのような試行錯誤を繰り返して、その時の自分にとってベストな状態のBuJoであればいいと思います。

最初の1か月だけ試運転してみる

「挫折したら買ったノートが無駄になってしまう」

…という不安がある場合は、不要な紙などを使って1週間~1か月間だけ試運転することをおすすめします。
ノートから数ページ切り離して使ってもいいですし、チラシの裏を使っても大丈夫です。

私も最初の1か月は、別の用途に使っていた方眼罫のリングノートから2枚分ページを切り離して試運転し、「続けられそう」と判断してからBuJo用に方眼罫ノートを買いました。

その他のアイデア

フリーページが多いスケジュール帳を使う

BuJoは何も書いていない方眼罫や横罫のノートに作っていきますが、スケジュール帳を使うこともできます。
フリーページのページ数が多いと、残りのページ数を気にせずにデイリーログに使うことができるのでおすすめです。


ノートの代わりにルーズリーフを使う

ノートの代わりにルーズリーフとバインダーを使ってもBuJoができます。

翌月以降のマンスリーログのテンプレートを先に作成しておき、あとからデイリーログで使用する分のルーズリーフをその月のマンスリーログの次ページに差し込む事ができます。

また、ノートはページ数が最初から決まっているため、仮に「1年間で1冊に収めたい」と思っていたとしても収まらない可能性もありますが、ルーズリーフであればページ数を増やすことができます。

まとめ

当記事では、主にBuJoをはじめようと考えている、BuJo初心者の方々に向けて、「BuJoとは何か」「簡単なはじめ方」などをご説明してきました。

・BuJoとはスケジュールやタスク、思考を整理するためのノート術。
・自由度が高く、必要な機能を組み合わせて自分だけのBuJoを作ることができる。
・ノートとペンがあればはじめられる。
・最初はスケジュール、todoリスト、メモの3つに機能を絞ってはじめてみるのがおすすめ。
・続くか不安な場合は不要な紙などを使って1週間~1か月間試運転してもいい。
・ノートの代わりにスケジュール帳やルーズリーフを使うこともできる。

BuJoは自由度が高いゆえに、かえって初心者にとってはハードルが高く感じられるかもしれません。
なので最初は簡単・シンプルに。そこからご自身のニーズに合わせて構成を変えてみたりして、ご自身にとって最良のBuJoを作り上げていっていただけたらと思います。

参考文献など

樺沢紫苑(2022)「言語化の魔力 言葉にすれば「悩み」は消える」幻冬舎

ライダー・キャロル(2019)「バレットジャーナル 人生を変えるノート術」ダイヤモンド社

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