【活用例】ロルバーンダイアリーでバレットジャーナルをやってみた!使い方とメリット・デメリットを紹介

ロルバーンダイアリーは毎年様々なサイズ、表紙デザインで販売されており、人気の高い手帳です。

方眼メモのページ数も豊富で使い勝手が良いように思えますが、私は「こんなにページ数のある手帳、果たして使いこなせるのだろうか…」とハードルの高さを感じることがありました。

ロルバーンダイアリーを使ってバレットジャーナルを運用すれば、大量の方眼メモをデイリーログに使えると思い運用してみたところ、それ以外のメリット・デメリットも見えてきたので、当記事で紹介していきたいと思います。

<当記事はこのような方に特におすすめです>
・バレットジャーナルをはじめたいと思っている
・他のバレットジャーナルユーザーの活用例を知りたい
・ロルバーンダイアリーの活用方法を知りたい

ロルバーンとは

ロルバーンとは、株式会社デルフォニックスが展開する文房具のブランドです。
雑貨屋や文具店にリングノートが置いてある光景を目にした方もいるかと思います。

リングノートのサイズ展開はもちろん表紙デザインも豊富で、限定デザインなど魅力的な表紙デザインのリングノートが多数販売されています。

>ロルバーン公式サイトはこちら

バレットジャーナルとは

バレットジャーナル(以下「BuJo」と表記)とは、スケジュールやタスク、思考を整理するためのノート術です。
主にマンスリーログ(月間スケジュール)とデイリーログ(その日のタスク、メモなど)を駆使して運用していくことが一般的です。

構成やレイアウト、デザインはユーザーの目的・用途に合わせてカスタマイズでき、非常に自由度が高いので、ロルバーンダイアリーを使ってBuJoを運用することも可能と私は考えています。

>バレットジャーナルの概要を説明した記事はこちら


【実際にやってみた】

BuJoは使い方や構成などに、ユーザーの個性が出る自由度の高いノート術です。
なので今回はあくまで「著者が普段やっているBuJoを、ロルバーンダイアリーでやるとどうなるか」という前提でご紹介していきます。

使用したロルバーンダイアリーの仕様・サイズ

今回使用したロルバーンダイアリーはLサイズのリングノートです。
A5、B6サイズのノートと並べると以下のような感じになります。

左から「A5サイズ」「ロルバーンダイアリーLサイズ」「B6サイズ」
左から「A5サイズ」「ロルバーンダイアリーLサイズ」「B6サイズ」

重ねると縦の長さはB6サイズと同じですが、幅についてはリングが大きいため、A5サイズと同じくらいになることがわかります。

「A5サイズ」「ロルバーンダイアリーLサイズ」「B6サイズ」を重ねた状態
「A5サイズ」「ロルバーンダイアリーLサイズ」「B6サイズ」を重ねた状態

一回り小さいMサイズもあります。
そのほか、リングではない通常のノート仕様のロルバーンダイアリーなどもあります。

ロルバーンダイアリーのLサイズとMサイズ
ロルバーンダイアリーのLサイズとMサイズ


マンスリー

マンスリーページを使ってBuJoの「マンスリーログ」をやってみました。

下の写真はロルバーンダイアリーのLサイズです。
Mサイズは小さくて、たくさんの情報を記入することが難しいと感じました。

マンスリーの使用例
マンスリーの使用例

それぞれの日の枠に「予定」「ハビットトラッカー(日付のすぐ下にあるN、X、Wのアルファベット)」「1、2文の簡単な日記」を書きました。
右端のスペースにその月の予定の詳細を記載しています。


方眼メモ

方眼メモの方には「その月のtodoリスト」と、BuJoの「デイリーログ」を書きました。

「その月のtodoリスト」は、私が運用するBuJoでは「マンスリーログ」の項目なのですが、ロルバーンダイアリーのマンスリーページに書けるスペースがないので、方眼メモに書くことにしました。

方眼メモの使用例(ロルバーンダイアリーLサイズ)
方眼メモの使用例(ロルバーンダイアリーLサイズ)

ロルバーンダイアリーのMサイズだと以下のような感じになります。

方眼メモの使用例(ロルバーンダイアリーMサイズ)
方眼メモの使用例(ロルバーンダイアリーMサイズ)


【良かった点】

毎月のマンスリーログを作成しなくてよい

私が普段運用しているBuJoの場合、毎月のマンスリーログ(月間ページ)のテンプレートをすべて手書きで作成しています。

マンスリーログのセットアップ例
マンスリーログのセットアップ例

毎月このようにマンスリーログを準備する時間がかかってくるんですが、ロルバーンダイアリーにはマンスリーページが用意されているので、わざわざ毎月準備する必要がなくなります。

フューチャーログを作成しなくてよい

BuJoには、翌月以降のスケジュールやtodoをメモしておく「フューチャーログ」という項目があるのですが、ロルバーンダイアリーの場合は各月のマンスリーページがすでに用意されているので、フューチャーログを別途作成することはしませんでした。

翌月以降のスケジュールなどはそのページに直接書き込むか、以下の写真のようにふせんを貼ることで対応できます。

フューチャーログの代わりにふせんを使用する
フューチャーログの代わりにふせんを使用する


方眼メモのページ数が多い

ロルバーンダイアリーは方眼メモのページ数が非常に多く、Lサイズで165ページMサイズで125ページあります。

私の場合、最低でもデイリーログを1カ月で約4ページ、1年で約50ページ使えたらいいので、かなりページ数に余裕があるなと感じました。

また、ロルバーンダイアリーはページを切り離すためのミシン目がついているので、余った方眼メモのページは切り離してメモ用紙としても使えます。

【気になる点と対応策】

リングが大きすぎて書きづらい

これはリングノート特有のものですが、中央のリングが手に当たって書きづらかったり、ページ数が多いゆえにページの左右で段差ができたりして書きづらいと感じることがありました。

ページの左右で段差ができた状態
ページの左右で段差ができた状態

この場合、他のノートや文庫などをノートの下に差し込んで、左右の高低差をなくすと書きやすくなります。

左右の高低差をなくした状態
左右の高低差をなくした状態

固いリングが苦手という場合は、コクヨ株式会社から販売されている「キャンパスダイアリー」のソフトリングタイプのノートを活用してもいいかもしれません。

方眼が121ページあり、構成もロルバーンダイアリーと似ているので、同じように活用できると思います。

>公式サイト(ソフトリングダイアリーのページ)はこちら


マンスリーページの自由度が低い

ロルバーンダイアリーにはマンスリーページが用意されているので、月1回マンスリーログのページを準備する必要がなくなります。

ただ、用意されているマンスリーページの場合、人によっては「月曜日始まりに慣れない」「カレンダー以外の余白が広い、または狭い」などの気になる点があるかもしれません。

私も実際、カレンダー外の余白に予定の詳細を書いていたんですが、もう少し余白が欲しいと感じました。

マンスリーの次ページにその月のデイリーログを作成できない

方眼罫ノートで作るBuJoの場合、例えば1月のマンスリーログの次のページに、1月のデイリーログを作成することができます。

しかし、ロルバーンダイアリーの場合、1月のマンスリーの次は2~12月のマンスリーページが続き、その後に方眼メモが来るという構成なので、1月のマンスリーログとデイリーログの間が数ページ空いてしまいます。

ロルバーンダイアリーのページの並び
ロルバーンダイアリーのページの並び

なので同じ月のマンスリーログとデイリーログをサッと開くことができるようにする工夫が必要になってくるかなと思います。
私が思いついた対応策をいくつか挙げていきます。

対応1、専用のブックマーク使用する

ロルバーンのラインナップの中に、リングにはめて使うブックマークがあります。
ネットや雑貨店などで購入可能です。

ロルバーンのブックマーク
ロルバーンのブックマーク


対応2、ふせんを貼る

100均のフィルムふせんを使いました。
お好きなふせんでいいと思いますが、紙のふせんよりフィルムふせんのほうが丈夫で長持ちするかなと思います。

ふせんをブックマークにする
ふせんをブックマークにする


対応3、刺繍糸などを使って簡易のしおりを作る

ちょっと手間がかかったんですが、家にあった刺繍糸をリングに取り付けてしおり代わりにすることもできました。

刺繍糸をリングに取り付ける
刺繍糸をリングに取り付ける
刺繍糸をブックマークにする
刺繍糸をブックマークにする

頻繁には起こらないとは思うのですが、以下写真のようにリングの隙間から糸が外れる可能性があるので、その点だけ注意が必要なのかなと思います。

リングの隙間
リングの隙間
リングの隙間
リングの隙間


まとめ

当記事ではロルバーンダイアリーを使ってBuJoを運用すると、どのようなメリット・デメリットが見えてくるのか、筆者視点で紹介してきました。

<良かった点>
・マンスリーログやフューチャーログを毎月作成する必要がない
・方眼メモのページ数が多いので残りのページ数を気にせず使える
・ページを切り離せるミシン目がついているので方眼メモを切り離して使うこともできる

<気になった点>
・リングノートなので書きづらいと感じることがある
・収録されているマンスリーページを使う場合はバレットジャーナルの自由度が下がる

当記事を通して、ロルバーンダイアリーをより有効活用できるお手伝いができたなら幸いです。
皆さまもぜひロルバーンダイアリーでバレットジャーナルを実践してみてはいかがでしょうか。
以下のリンクよりお買い求めいただけます。

タイトルとURLをコピーしました