バレットジャーナルの中でも基本的な構成の1つである「デイリーログ」はその日1日のtodoリスト、メモ帳、出来事の記録など、様々な用途で使えるツールです。
当記事ではこの「デイリーログ」について、私の場合どのように活用しているかをご紹介したいと思います。
>バレットジャーナルの概要を説明した記事はこちら
使い方① todoリスト
前日の夜や当日の朝に「その日やるべきこと、やりたいこと」をリストアップします。
この時、マンスリーログのtodoを確認して、その中からピックアップしてくることもあります。
毎日todoを書き出すことで「今日やること」を明確にし、「今日は何しようかな」と悩むことなく行動することができます。
筆者のデイリーログ

画像は私の過去のデイリーログになんとなく似せて作った見本です。
記号(key)をつけてタスクの進捗を管理しています。
<keyの使い分け>
「・」未完了のタスク
「✓」完了したタスク
「○」翌日に持ち越すタスク、月間todoやフューチャーログに移動させたタスクなど
「×」中止したタスク
「ー」メモ(後述)
※補足
上記の使い分けはあくまで「筆者の場合はこう使う」というものです。
自分がタスクを管理するものなので、ご自身が使いやすいようにkeyを変えたり、使ったり使わなかったりして大丈夫です。
<8月2日>
仕事はしてたんですが、家のことで特筆すべきtodoはなく、且つメモを書くこともなかったので日付すら書いてないです。
<8月3日>
「レシート処理」というタスクが完了できなかったため翌日に持ち越しています。
「・」で放置せず「○」にしているのは「このタスク忘れてないよ、ちゃんと翌日に持ち越したよ(or マンスリーログに移動させたよ)」と、後日デイリーログを見返したときの自分に伝えるためです。
「ー」はメモ書き(後述)です。

<8月4日>
「振込」というタスクを「×」にしています。
マンスリーログのtodoに書いてあったタスクで、時間があったらやろうと思っていましたが、やっぱり後日でいいやと思ってやらなかったタスクです。
※マンスリーログのtodoに書いてある「振込」のタスクは「・」のまま置いてあります。

<8月5日>
すべて未完了のタスクです。
これからやります。多分。

書いたタスクは全部できなくても大丈夫
1日のtodoとしてタスクをたくさん書きすぎてもプレッシャーになるかもしれないので、「今日絶対しなければならないタスク」と「今日やっておきたいタスク」などに、ある程度絞って書くといいかと思いますが、書いたタスクがすべてできなくても大丈夫です。
「書いたタスク全部終わらせることができなかった…」と自分を責める必要は決してありません。
タスクを書いた時点では、その日1日がどのような日になるか誰にもわかりません。
タスクを完了させるのに思ったより時間がかかるかもしれないし、突然急ぎのタスクが発生するかもしれません。
なので、書いたタスクをその日にすべて片づけられないことは当然あり得ます。
完了できなかったタスクは明日に持ち越したり、マンスリーログのtodoに移動させて保留にすれば大丈夫です。
連休中にやりたいことリストを改めて書く
3日以上の連休になった場合、連休初日のデイリーログの前にまず「連休中にやりたいこと、やるべきこと」を箇条書きにすることがあります。

1日ごとに計画を立てる前に、「連休」という広い範囲の中でタスクを明確にします。
そうすると、「このタスクは日曜日に着手したほうがよさそう」「そのタスクは今日じゃなくていいや」というのが見えてきます。
そのうえで「じゃあ今日はこの中から何に取り組もう?」と考えると楽にスケジュールが組めたりします。
使い方② メモ帳
何かアイデアを思いついたり、見聞きしたことなど、なんでも忘れないうちにデイリーログに書き留めておきます。
別のノートやふせんでもいいのですが、管理するノートは少ないほうが「どのノートに書いたっけ?」となることを防ぐことができますし、ふせんの場合はふせん自体を紛失するリスクがあるので、個人的にはデイリーログに書くことをおすすめします。
私の場合、前に「ー」をつけてメモ書きであることを示しています。

<メモの例>
1、明日やろうと思ったタスク
この場合はkeyを最初から「○」にして書いてます。
2、浮かんだアイデア、ひらめき
主にブログネタ。
ブログネタは量が多くなってきたので、現在は専用のノートを作ってそちらに移行しました。
3、検討したい、考えたいけど今すぐにはできない事柄
議題だけメモしておいて、後で時間ができてから、「すぐに取り組む」「翌日のタスクにする」「月間todoに移動させる」等の対応をします。
4、体調に関するメモ
発疹ができた、お腹痛い等、気になったら書き留めておきます。
後日受診することになった場合、問診票に内容を記載したりお医者さんに内容を伝えるときに役立ちます。
私は「不調が生じて2週間経っても改善しないときは病院に行く」と決めているので、いつから不調なのかを確認することもできます。
使い方③ 3行ポジティブ日記
私は精神科医で作家でもある樺沢紫苑先生が提案されている「3行ポジティブ日記」というものを実践しています。
寝る前にその日の楽しかったことを3つ探して書くというものです。
書いてみると「今日1日案外いいことあった」と気づき「いい1日だった」と締めくくることができます。

現在は別のノートに書くようにしていますが、以前は寝る前に翌日のタスクを書いて、今日のタスクの横に「3行ポジティブ日記」を3つ以上書いていました。
写真のようにデイリーログに記録していくと、「自分が楽しい、嬉しいと感じる物事の傾向」がわかってきて、自己理解が深まります。
私の場合、4日間のうち3回も「コーヒーが美味しい」という旨の書き込みがあり、「私は日々の生活にコーヒーがあると嬉しいんだな」ということがわかります。
参考文献など
樺沢紫苑(2021)「精神科医が見つけた3つの幸福」飛鳥新社
ライダー・キャロル(2019)「バレットジャーナル 人生を変えるノート術」ダイヤモンド社