私が文章を書くことに慣れるまで(例文付き)

別の記事でジャーナリングについて書きました。
ジャーナリングとは頭に浮かんだ思いや考えをそのまま紙に書き綴ることです。
>ジャーナリングについて書いた記事はこちら

今回の記事はその付録のような立ち位置の記事にもなります。
もちろんこの記事だけ読んでいただいても大丈夫かと思います。

幼いころから作文や日記といった「文章を書く」ことが苦手でした。
ジャーナリングについて知った当初「何を書いてもいいと言われても、何を書けばいいか思いつかない。絶対ペンが進まない」と思っていました。

ですが、少しずつ書くことに慣れていって、現在ではほぼ毎日、ノートの見開き1ページくらいはジャーナリングができるようになりました。

今回は文章が書けるようになるために必要だと感じたことや、書けるようになっていく過程を、実際にノートに書いていた文章(※)とともに紹介していきたいと思います。

※はじめに
実際にノートに書いていた文章ですが、さすがにブログに掲載できそうな文章を抜粋しているので、若干キレイめな文章が多いです。ご了承ください。

文章が書けない理由

いざ自分の考えや気持ちを書いてみようと思っても、最初は「自分がどう感じているのかわからない」「何か感じてはいるけど言語化するのが難しい」という気がして、まったくペンが進みませんでした。

今思い返してみると「文章を書く」というのは小学生の頃苦手としていた作文を思い出してしまい、抵抗があったんじゃないかと思います。

あと、文章を書く=書いた文章が他人に読まれるという思い込みが私の中にあって、自分の気持ちを素直に書き出すことに恥ずかしさのようなものがありました。
頑張って書いてみても「他人に読まれても恥ずかしくないような文章を書かなければ」という意識が働いてしまい、ちょっと小綺麗な文章になってしまう感じもありました。

なのでまずは抵抗感を減らすべく「このノートに書く文章は絶対誰にも見せない」と決め、最初から長文じゃなくていいし、どんな内容でもいいから継続的に書いて「文章を書く」ことに慣れていこう、というところからスタートしました。

書くことに慣れるためのステップ

慣れてないのにいきなり長文を書こうとすると、ストレスになって逆に書くのが嫌になるので、最初は自分でも「低すぎない??」と思うくらい低いハードルから、ちょっとずつハードルを上げていくことをおすすめします。

1行だけ書いてみる

最初は1日1行でもいいから書くことから始めました。
書くことに慣れるのが目的なので、何か感じたことや気持ちでなくて、起こった出来事、事実の記録でもOKとしました。

・本ポチった。しかもプライム。楽しみすぎる。
・貼るカイロが朝からずっとあったかい…助かる…
・ゴーヤチャンプルー上手くできた!
・旬のりんご美味しい!また100円切ってたら買おかな
・キウイが美味しくて幸せ
・「これについて書きたい」が明確ではないがとりあえずノートとペンを構えている
・リアルタイムでジャーナリングしておくと、思った以上に1日でいろんな感情が発生しているのがわかって面白い
・やっぱスマホを触って時間とかしてる

・本ポチった。しかもプライム。楽しみすぎる。
・貼るカイロが朝からずっとあったかい…助かる…
・ゴーヤチャンプルー上手くできた!
・旬のりんご美味しい!また100円切ってたら買おかな
・キウイが美味しくて幸せ
・「これについて書きたい」が明確ではないがとりあえずノートとペンを構えている
・リアルタイムでジャーナリングしておくと、思った以上に1日でいろんな感情が発生しているのがわかって面白い
・やっぱスマホを触って時間とかしてる

上記は実際にノートに書いていた内容です。
旧Twitterでツイートすることは以前からやっていたので、ツイートするのと同じくらいの気軽さで書くことを心がけていました。

>「1行だけ書く」ことについての記事はこちら


2~5行くらい書いてみる

慣れてきたら食べ物の感想や、趣味でやっている英語の勉強の時に思ったことなど、もうちょっと詳しく書けるようになりました。

100均でブックカバーを爆買いしてしまった。
100円でこのクオリティはすごい。

千寿せんべいがザクザクで甘さ控えめで美味
コーヒーが思ったより重くなかったから良い組み合わせ

正直あまり良い目覚めではない…
 →首が凝ってるから
 →睡眠時間が6時間取れてないから
 →寒いから
起きてしまったのは仕方ないから、できた時間をいい感じに使おう
ひとまず豆乳ラテを作って自分の機嫌を取ってみる

おやつ食べたいなぁと思ったけど「本当にお腹すいてる?」と問いかけてみて
「もうちょっと様子見る」という結論に至った
結局食べんでも大丈夫そう、自制出来てえらい

深入りコーヒーで作った豆乳ラテとビターチョコ(72%)の相性良すぎる。リッチだ
フルボディじゃないから飲みやすくて、且つチョコの甘さとコーヒーの苦みがベストフレンド(?)
砂糖を小さじ1.5にしたのも良かったと思う。 ぜいたく。

「You’re」と「They’re」の略し方が新鮮
学生の頃なかった気がする
会話だとbe動詞が早すぎて消えがち

「what are they ~」めっちゃ聞き取りにくいな!
「What is ~」もつながって聞こえる
「what is Ms.Miller doing?」は早口言葉


タイトルをつけてちょっと長めに書いてみる

さらに慣れてきたら、適当にタイトルをつけて、もうちょっと長く書けるようになりました。
タイトルがないと自由形式過ぎて逆に「何書こうかな」と考え込んでしまうので、適当でもタイトルをつけておくと、これから書く文章について考えやすいと思います。

私が日ごろ行っているジャーナリングでも、時々最初の1文をタイトルの代わりにして、それを起点にどんどん溢れてくる考えを書いていくことがあります。

<気になってたカフェへ行ってきた>
とても落ち着いた雰囲気で居心地よかった
コーヒーも苦いけどとっても飲みやすい好みの味
スコーンもおいしかった
ノート時間が充実した
ぜひまた行きたい
休み取って行けてよかった

<本を読んだら少し落ち着いた>
気分が下がったら読書というのは私にあっているらしい
お茶を濁す感がある、気をそらすとも。
でも頭が重いのはシンプルに疲れてるから。多分。

<1時間だけスマホの電源切ってみた>
スマホにどれだけ時間を取られているかわかった気がする
ちょっとSNS見よかと思っても「あ、電源切ってるんやった」と 思い出して手が出なかった。
すごい

<「(小説のタイトル)」読了>
伏線回収感はあんまりなく、「うーん…?」というところも正直あった。
書きたいシーンを書いている感は否めないが、そのシーンごとに見ると共感だったりはできた。
○○の心理描写、陰キャ感はすごい刺さってしまった。
巻末の短編で△△の見せ場があってよかった。
△△の人柄とか正直もっと知りたかったけど、あくまで主人公は○○だから描写少ないのかな…。
何にせよ巻末の短編まで入れての1冊だった。

<「(小説のタイトル)」読了>
些細なやり取りすら伏線としてクライマックスで一気に回収して収束していくとんでもないストーリー
後半の展開が畳みかけすぎてページをめくる手が止まらなかった
久々にここまで読んでよかったと思える小説に出会った
ずっと重苦しい展開だったのにちゃんとハッピーエンドにできるのすごい


文章を書くタイミング

自宅ではパソコンの前に座っていることが多いので、デスクの端にノートを広げて置いておき、仕事中、作業中でも何か感じることがあれば逐一記録するように文章を書いていました。

過去にデスクで作業中に「何か書こうかな」と思えたことがあったのですが、その時に限ってノートとペンを別の部屋に置いていたため、めんどくさくなってせっかく湧いた「書きたい欲」が消えてしまったことがあります。

なので「今文章書けそう」と思ったときに、すぐノートとペンを構えることができるように、できるだけ普段から目につく、手に届く場所にノートとペンを置いておくといいと思います。

職場にいるときは仕事用ノート(私物)の端に書き込んだり、外出中でノートを持っていない場合はSNSの下書きに書いたりしています。

書けない日があってもいい

できるだけ継続して書いた方がいいですが、途中2~3日くらい書けない日があっても、全然大丈夫です。

だってまた次の日から書き始めたらいいから。

数日穴が開いてしまったくらいで諦めてしまってはもったいないですし、生活していれば学業や仕事が忙しくてノートとペンを構えられない日もありますし、とんでもなく気が向かない日もあると思います。

そこで「継続できない自分はダメなんだ」とならずに「今日書けなかったけど、明日からまた書けたらセーフ」くらいの気軽さでいても大丈夫です。

私もたまに書かない日があります。でもまた次の日から書き出したのなら「穴は開いてるけど継続できてるからOK」です。

細く長く、途切れても再開すればOKという気軽さのおかげで書くことを続けられたし、文章も書けるようになったんじゃないかなと思います。

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