当記事では、文章を書くことが苦手な筆者が、ジャーナリングできるようになるために取り組んだこと、書くことに慣れるためにやったことなどを紹介していきます。
<当記事はこんな方に特におすすめしたい記事です>
・ジャーナリングをやってみようかと思っている
・作文、文章を書くということに苦手意識がある
・書けたとしても数行だけ、1ページ書くのはしんどく感じる
ジャーナリングとは頭に浮かんだ思いや考えをそのまま紙に書き綴ることです。
紙に書くことで、思考整理やストレス解消といった効果があります。
>ジャーナリングについて書いた記事はこちら
私は幼いころから作文や日記といった「文章を書く」ことが苦手でした。
ジャーナリングについて知った当初「何を書いてもいいと言われても、何を書けばいいか思いつかない。絶対ペンが進まない。」と思っていました。
そこで最初は1日1~2行書くことからはじめて、少しずつ書く量を増やしていくことで、書くことに慣れる練習をしました。
結果、現在は1日15分のジャーナリングが習慣となりました。
今回は筆者が書くことに慣れるために必要だと感じたことや、書けるようになっていく過程を、実際にノートに書いていた文章とともに紹介していきたいと思います。
<ご了承ください>
実際にノートに書いていた文章ですが、さすがにブログに掲載できそうな文章を抜粋しているので、若干キレイめな文章が多いです。
実際はもっと自由に滅茶苦茶な文章を書いてしまってもOKです。
書くことに慣れるための3ステップ
慣れてないのにいきなり長文を書こうとすると、難易度が高すぎて書くのが嫌になるので、最初は自分でも「低すぎない??」と思うくらい低いハードルから、ちょっとずつハードルを上げていくのがおすすめです。
1)1行だけ書いてみる
最初は1日1行でもいいから書くことから始めました。
書くことに慣れるのが目的なので、何か感じたことや気持ちだけではなく、起こった出来事、事実の記録でもOKとしました。
・本ポチった。しかもプライム。楽しみすぎる。
・貼るカイロが朝からずっとあったかい…助かる…
・ゴーヤチャンプルー上手くできた!
・旬のりんご美味しい!また100円切ってたら買おかな
・キウイが美味しくて幸せ
・「これについて書きたい」が明確ではないがとりあえずノートとペンを構えている
・リアルタイムでジャーナリングしておくと、思った以上に1日でいろんな感情が発生しているのがわかって面白い
・やっぱスマホを触って時間とかしてる
上記は実際にノートに書いていた内容です。
旧Twitterでツイートすることは以前からやっていたので、ツイートするのと同じくらいの気軽さで書くことを心がけていました。
2)2~5行くらい書いてみる
慣れてきたら食べ物の感想や、趣味でやっている英語の勉強の時に思ったことなど、もうちょっと詳しく書けるようになりました。
100均でブックカバーを爆買いしてしまった。
100円でこのクオリティはすごい。
千寿せんべいがザクザクで甘さ控えめで美味
コーヒーが思ったより重くなかったから良い組み合わせ
正直あまり良い目覚めではない…
→首が凝ってるから
→睡眠時間が6時間取れてないから
→寒いから
起きてしまったのは仕方ないから、できた時間をいい感じに使おう
ひとまず豆乳ラテを作って自分の機嫌を取ってみる
おやつ食べたいなぁと思ったけど「本当にお腹すいてる?」と問いかけてみて
「もうちょっと様子見る」という結論に至った
結局食べんでも大丈夫そう、自制出来てえらい
深入りコーヒーで作った豆乳ラテとビターチョコ(72%)の相性良すぎる。リッチだ
フルボディじゃないから飲みやすくて、且つチョコの甘さとコーヒーの苦みがベストフレンド(?)
砂糖を小さじ1.5にしたのも良かったと思う。 ぜいたく。
「You’re」と「They’re」の略し方が新鮮
学生の頃なかった気がする
会話だとbe動詞が早すぎて消えがち
「what are they ~」めっちゃ聞き取りにくいな!
「What is ~」もつながって聞こえる
「what is Ms.Miller doing?」は早口言葉
3)タイトルをつけてちょっと長めに書いてみる
さらに慣れてきたら、適当にタイトルをつけて、もうちょっと長く書けるようになりました。
タイトルがないと自由形式過ぎて逆に「何書こうかな」と考え込んでしまうので、適当でもタイトルをつけておくと、その後書く文章について考えやすいと思います。
私が日ごろ行っているジャーナリングでも、最初の1文をタイトルの代わりにして、それを起点にどんどん溢れてくる考えを書いていくことがあります。
<気になってたカフェへ行ってきた>
とても落ち着いた雰囲気で居心地よかった
コーヒーも苦いけどとっても飲みやすい好みの味
スコーンもおいしかった
ノート時間が充実した
ぜひまた行きたい
休み取って行けてよかった
<本を読んだら少し落ち着いた>
気分が下がったら読書というのは私にあっているらしい
お茶を濁す感がある、気をそらすとも。
でも頭が重いのはシンプルに疲れてるから。多分。
<1時間だけスマホの電源切ってみた>
スマホにどれだけ時間を取られているかわかった気がする
ちょっとSNS見よかと思っても「あ、電源切ってるんやった」と 思い出して手が出なかった。
すごい
<「(小説のタイトル)」読了>
伏線回収感はあんまりなく、「うーん…?」というところも正直あった。
書きたいシーンを書いている感は否めないが、そのシーンごとに見ると共感だったりはできた。
○○の心理描写、陰キャ感はすごい刺さってしまった。
巻末の短編で△△の見せ場があってよかった。
△△の人柄とか正直もっと知りたかったけど、あくまで主人公は○○だから描写少ないのかな…。
何にせよ巻末の短編まで入れての1冊だった。
<「(小説のタイトル)」読了>
些細なやり取りすら伏線としてクライマックスで一気に回収して収束していくとんでもないストーリー
後半の展開が畳みかけすぎてページをめくる手が止まらなかった
久々にここまで読んでよかったと思える小説に出会った
ずっと重苦しい展開だったのにちゃんとハッピーエンドにできるのすごい
ジャーナリングの難易度を下げるコツ
「書いた文章は他人に見せない」と決めておく
当初、私には文章を書く=書いた文章が他人に読まれるという思い込みがあって、自分の気持ちを素直に書き出すことに恥ずかしさを感じていました。
無意識的のうちに「他人に読まれても恥ずかしくないような文章を書かなければ」と思ってしまい、自分の素直な気持ちを言語化することより、他人に見せられる文章を書くことに意識がいってしまい、ジャーナリングのに対する抵抗感がありました。
なのでまずは抵抗感を減らすべく「このノートに書く文章は絶対誰にも見せない」と決め、最初から長文じゃなくていいし、どんな内容でもいいから継続的に書いて「文章を書く」ことに慣れていこう、というところからスタートしました。
きれいな文章を書こうと意識しすぎない
「他人に見せない」と決めると、「めちゃくちゃな文章になってもいいからとにかく書く」ということがやりやすくなります。
「頭に浮かんだ考えや感情をそのまま紙に書き綴る」ということができていればOKなので、文法や言葉遣いは気にしなくても大丈夫です。
<こんな感じになってもOKの例>
・文法がおかしい
・文章ではなく単語だけになる
・字が汚い、言葉遣いが良くない
・内容に一貫性がない、話題がコロコロ変わる
「嬉しい」「楽しい」といった単語で簡単に気持ちを表現
いざ自分の考えや気持ちを書いてみようと思っても、最初は「自分がどう感じているのかわからない」「何か感じてはいるけど言語化するのが難しい」という気がして、まったくペンが進みませんでした。
いきなり長い文章で言語化することは難しかったので、最初は「楽しい」「悲しい」「面白い」など、単語をで簡単に気持ちを表現するところからスタートしました。
思い立った時にすぐ書けるようにすると◎
自宅ではパソコンデスクの前に座っていることが多いので、デスクの端にノートを広げて置いておき、仕事中、作業中でも何か感じることがあれば逐一記録するように文章を書いていました。
「何か書こうかな」と思い立ったけど、その時に限ってノートを別の部屋に置いていたため、ノートを取りに行くことがめんどくさくなって、せっかく湧いた「書きたい欲」が消えてしまったことがあります。
なので「今何か書けそう」と思ったときにすぐノートとペンを構えることができるように、できるだけ普段から目につく、手に届く場所にノートとペンを置いておくのがおすすめです。
職場にいるときは仕事用ノート(私物)の端に書き込んだり、外出中でノートを持っていない場合はSNSの下書きに書いたりしています。
書けない日があってもいい
できるだけ継続して書いた方がいいですが、途中数日書けない日があっても全然大丈夫です。
私も数日~1週間書かないことがありますが、また次の日から再開すれば継続できているのと同じだと思っています。
数日穴が開いてしまったくらいで諦めてしまってはもったいないですし、生活していれば学業や仕事が忙しくてノートとペンを構えられない日もありますし、とんでもなく気が向かない日もあると思います。
そこで「継続できない自分はダメなんだ」とならずに「今日書けなかったけど、明日からまた書けたらセーフ」くらいの気軽さで取り組んでいます。
細く長く、途切れても再開すればOKという気軽さのおかげで書くことを続けられたし、続けられているから文章も書けるようになったんじゃないかなと思います。
まとめ
当記事では、文章を書くことが苦手な筆者が、ジャーナリングできるようになるために取り組んだこと、書くことに慣れるためにやったことなどを紹介してきました。
・最初は1行だけ書くことから始めてみる
・慣れてきたら書く行数を増やしていく
・適当でもタイトルをつけると、タイトルを起点に書くことが浮かびやすい
・簡単な単語でも気持ちを表現できる
・「書いた文章は他人に見せない」と決めると素直な気持ちを書きやすい
・身近なところにノートを置いておくと、思い立った時にすぐに書ける
・数日書けなくてもまた再開すればOK
「1行だけ書けるところから5行書けるようになった」「ちょっと長めに書けるようになった」というのは、小さいことかもしれませんが確実に書くことに慣れた証拠です。
皆様にとって当記事が小さな成長を楽しみながら、少しずつジャーナリングができるようになっていく助けとなれたなら幸いです。